DTMにはヘッドホンかイヤホンどっちがおすすめ?初心者向けに解説

DTMにはヘッドホンかイヤホンどっちがおすすめ?初心者向けに解説

DTMをする際に、モニターといって制作・編集中の音を聞き取る作業があります。というかDTMの作業のうちほぼ大半がモニタリングになるのではないでしょうか?
音をモニターする方法はいくつかあり、スピーカーで出力したり、ヘッドホンで聞いたり、最近では音質の良いイヤホンも出てきており、初心者の方にはどの方法でモニターするのが最適か、迷ってしまいますね。
個人的な結論を先に言ってしまうと、

DTMにはやっぱりヘッドホンがおすすめだけど、最近ではイヤホンでもイケる。

ちなみに、DTMにおすすめのモニターイヤホンは以下の記事でまとめています。

DTM用モニターイヤホンおすすめ10選まとめ!!【2021年】

出力バランスの良いスピーカーでモニターできるのがベストですが、スピーカーは部屋や住居環境によっては最適な大きさのボリュームで音が出せなかったりするので、基本的にDTMはヘッドホンがおすすめです。
ただ、最近のイヤホンは音質的にもヘッドホンに劣らないものも出てきており、イヤホンにはイヤホンのメリットもあるため、イヤホンでDTMもアリかと思います。
ヘッドホン、イヤホンそれぞれの性質を理解し、最適なスペックのものがあれば、あとは個人の好みで選んで良いのではないでしょうか。
モニター用のヘッドホン、イヤホンそれぞれの特徴やメリットデメリットについて、順番に解説して行きます。

DTMにおすすめのモニターヘッドホンについては、以下の記事で詳しく解説しています。

2021年最新DTM用おすすめモニターヘッドホン比較まとめ12選

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DTMにはヘッドホンかイヤホンどっちがおすすめ?初心者向けに解説

DTM用ヘッドホンの特徴

DTM用にはモニター用ヘッドホンを

そもそもヘッドホンは大きく分けて、音楽鑑賞用のヘッドホンと、モニター用ヘッドホンの2種類のタイプがあります。
DTMに使用するヘッドホンは、いわゆるモニター用と呼ばれるタイプのヘッドホンで、低音から中音、高音まで各音域を均一に出力する(フラット)設計になっています。DTM用のヘッドホンは音楽鑑賞用のヘッドホンに比べると、比較的高価なものが多く、慎重に選んで購入したいところです。

DTM用ヘッドホンはフラット設計のモニター用ヘッドホンを選ぶようにしましょう

密閉型と開放型という構造の違い

ヘッドホンの構造の形式には「密閉型(クローズド)」と「開放型(オープンエアー)」に2種類があります。
DTM初心者には密閉型の定番、通称「赤帯」と呼ばれるとはSONYのヘッドホンMDR-CD900STがおすすめです。

MDR-CD900STについては、以下の記事で詳しく解説しています。

【初心者向け】DTM用ヘッドホンに「赤帯」がおすすめの理由3つ!

密閉型ヘッドホンの特徴
  • 音漏れが少ない為、録音に向いている
  • クリップやノイズが聴き取りやすい
  • 構造が頑丈なものが多い
  • 扱いやすく初心者むけ
開放型ヘッドホンの特徴
  • 音抜けがいい
  • 録音には不向き(音漏れがマイクにのる)

DTM用ヘッドホンの選びかたについては以下の記事で詳しく解説しています。

DTM用ヘッドホンの選び方!買う前に知っておきたい5つのポイント

DTM用ヘッドホンを使うメリット

レンジの広さ(高音から低音までの音域の再現性)や音質の部分では、ヘッドホンの方が選択肢が多いので、自分にとって最適なモデルを見つけやすくメリットといえます。

DTM用ヘッドホンを使うデメリット

イヤホンに比べヘッドホンの最大の弱点は、大きさです。
どうしてもかさばってしまいますね。

DTM用イヤホンの特徴

イヤホンもヘッドホン同様、大きく分けて音楽鑑賞用とモニターようのタイプがあります。
これまでDTMなど音の波形を忠実に拾う必要のある作業には、音質の良いモニターヘッドホンが採用されてきましたが、近年はイヤホンでも十分モニタリンングできる音質のモニターイヤホンが出てきており、注目を集めています。
ヘッドホン同様に音の再現性に重点が置かれており、もちろん持ち運び安いのも魅力の一つです。

カナル型とインナーイヤー型という構造の違い

耳栓のうようなプラグを耳の中に押し込むタイプがカナル型。
対して、耳にひっかけるタイプがインナーイヤー型です。

カナル型の特徴

低音域〜高音域まで非常にバランスよく再生できるのが特徴。
ただ、プラグを耳の中に押し込むので装着圧感が強く、長時間の仕様で、装着疲れや聴き疲れがおきることも。

インナーイヤー型の特徴

カナル型に比べ、音の密着度が少ないため開放的で臨場感あふれる音質になります。
装着疲れや聴き疲れはおきにくいものの、DTMでのシビアな音のチェックには向きません。

イヤホンの場合DTM用初心者の方にはカナル型がおすすめです。

DTMにおすすめのモニターイヤホンは以下の記事でまとめています。

DTM用モニターイヤホンおすすめ10選まとめ!!【2021年】

イヤホンを使うメリット

とにかくヘッドホンに比べ持ち運びに便利なのがイヤホンです。
外出先など場所を選ばずに作業ができます。また、丈夫なモデルも多いので壊れにくく、機動力も抜群です。

イヤホンを使うデメリット

ヘッドホンとの音質の違いは各モデルのスペックに依存するので、どちらが良いとはハッキリと言えませんが、選択肢の多さはやはりヘッドホンに比べて少なくなってしまうでしょう。
またイヤホンだとヘッドホンに比べ「見た目のやってる感」が減ってしまう気がするので、そういった見た目のインパクトも重要視する方にはイヤホンは向かないかもしれません。

合わせて読みたいおすすめ記事

DTM用ヘッドホンにおすすめのスタンドまとめ

まとめ

というわけで、最近はイヤホンでも音質的にもヘッドホンに劣らないものも出てきており、イヤホンにはイヤホンのメリットもあるため、イヤホンでDTMもアリかと思います。ヘッドホン、イヤホンそれぞれの性質を理解し、最適なスペックのものがあれば、あとは個人の好みで選んで良いのではないでしょうか。
是非、あなたにピッタリのモニタリング環境を見つけてみてください!

 

参考にしたサイト
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