初心者向け!MIDIキーボードの使い方や接続方法おすすめの選び方

初心者の方に向けてMIDIキーボードの使い方や接続方法と、おすすめの選び方について調べた内容をまとめました。
おすすめのMIDIキーボードについては以下の記事でまとめています。
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- 1. MIDIキーボードってそもそもなに?
- 2. MIDIキーボードの使用にはDAWが必要
- 3. MIDIキーボードでできること
- 4. MIDIキーボードの選び方
- 5. まとめ
MIDIキーボードってそもそもなに?
MIDIキーボードとは、DAWなどパソコンのソフトウェアにMIDI信号を送信し、音源を鳴らす(演奏する)ことができるハードウェアです。一般的にキーボード(鍵盤)のように黒鍵と白鍵からなる見た目をしているので、ピアノが弾ける方はピアノを演奏する感覚で操作することができます。
MIDIキーボードの強み
MIDIキーボードの強みは、DAWなどソフトウェアを使った作曲をする際に、音源を鳴らすためになんどもマウスをクリックすることになりますが、MIDIキーボードを使用すると鍵盤を弾く要領で音源を鳴らすことができます。直感的に作曲ができる他、作曲に伴う作業(ノートの作成)を大幅に減らすことができます。
また、データの打ち込みが鍵盤を叩きながら音を確認しつつできるため、入力ミスを防げるのというのも魅力の一つです。
MIDIキーボードの弱み
MIDIキーボードのデメリットは、DAWのような作曲ソフトなどと接続して初めて音を鳴らすことができるという点。シンセサイザー、電子ピアノなどとは違い、基本的にMIDIキーボード単体では音を演奏することはできません。あくまで音を鳴らす楽器ではなく、音を鳴らすための信号を送信する装置なので、購入の際は自分が意図した動作をするキーボードかよく注意するようにしましょう。
MIDIキーボードを使用するにはDAWなどソフトウェアが必要です
MIDIキーボードの使用にはDAWが必要
というわけで、MIDIキーボードを使用するにはDAWなどソフトウェアが必要なのですが、DAWのソフトはたくさんあって、特に初心者の方はどれを使えばいいか迷ってしまうと思います。
初心者の方にもおすすめなDAWソフトウェアについては以下の記事で詳しくまとめています。
MIDIキーボードの中には、DAWが付属しているものもあったりするので、予算に合わせて選んでみるのも良いかと思います。
MIDIキーボードでできること
ピアノなどのキーボード系だけでなく、ドラムの演奏など、音源を鍵盤に割り当てさえすればどんな楽器の演奏も行うことができます。
また、つまみやノブがついたキーボードを使用すれば、DAWの各パラメータを、マウスを使わずに細かく調整することも可能です。
MIDIキーボードの選び方
鍵盤数が多いMIDIキーボードは「しっかり弾きたい」方におすすめ
ピアノなどの鍵盤が演奏できる方で、DTMも鍵盤の演奏をしっかり反映させたいという方は鍵盤数が多めのものを選ぶと良いでしょう。鍵盤の感触がしっかりしているものを選ぶことで、ピアノなどを変わらない感覚で操作することができます。
88鍵MIDIキーボード
88鍵のMIDIキーボードは、予算と設置場所に余裕があるかたにおすすめ。両手でしっかりと弾ける鍵盤数は、グランドピアノやアップライトピアノと同じです。普段からピアノの演奏に慣れている方は鍵盤数が多いMIDIキーボードがおすすめです。
61鍵MIDIキーボード
88鍵のMIDIキーボードを置くほどのスペースがない方けれど両手でしっかり弾きたいという方には、61鍵モデルがおすすめです。
鍵盤数は88鍵よりも少なくなりますが、カバーできる音階は5オクターブにもなるため、作曲シーンで困ることはほとんどないと思います。
スペースはそこまでないけれど、ストレスなくMIDIキーボード弾期待という方は、61鍵以上のモデルを選ぶと良いでしょう。
コンパクトなMIDIキーボードは「打ち込みをしたい」方におすすめ
大きなキーボードを設置する場所もなく、鍵盤の演奏というより打ち込みを効率的に行いたいかたには、49鍵や32鍵などのモデルがおすすめです。トリガー・パッドつきのものを選ぶことでドラムなどの演奏も直感的に行えます。
49鍵MIDIキーボード
49鍵のMIDIキーボードは弾きやすさと大きさのバランスを兼ね備えているます。
パソコンデスクに設置して効率よくDTM作業を行いたい方にがおすすめです。
上記の88・61鍵よりも鍵盤数は少ないとはいえ、そこそこ大きいモデルが多いので、さらにコンパクトなモデルを必要とする方は32鍵以下のモデルもおすすめです。
32鍵MIDIキーボード
音の打ち込みを集中的に行いたいという方は32鍵のMIDIキーボードがおすすめです。
演奏できる音階は2オクターブ半と49鍵に比べると半分になりますが、ソフトウェア上で音階の変更は行えるので、作業スペースをあまり確保できないという方にもおすすめです。鍵盤を演奏するつもりで操作すると、少し小さく感じるかもしれませんが、限られた作業用デスクの上はで快適に作業することができます。
その他の32鍵のMIDIキーボードは以下の記事でまとめています
シンプルなMIDIキーボードは「ライブなど頻繁に持ち運びたい」方におすすめ
MIDIキーボードにはさらにコンパクトなモデルもあります。設置スペースが限られている方。持ち運びを前提としている方には、25鍵など盤数が少なめのものがおすすめです。
25鍵MIDIキーボード
25鍵のMIDIキーボードは、シンプルな構造で、機能も最低限にしたモノが多いので、ライブなど持ち運びをする機会や野外で使う機会の多い方におすすめです。移動や持ち運び時の衝撃などによる故障のリスクを軽減できるのが魅力です。
長さは16cm前後と小型のモノが多く、その分作業用デスクを広く使うことができます。
つまみやフェーダー付きのものを選べば、ライブでのフォーマンス性も向上します。
MIDIキーボードのその他の選び方
パソコンとの接続方法で選ぶ
USBケーブルで接続するMIDIキーボード
MIDIキーボードとパソコンは、USBケーブルによる接続するものが主流です。
多くのモデルが接続したパソコンなどのデバイスから電源を供給するバスパワー方式を採用しているため、MIDIキーボード本体の充電をする必要がありません。
Bluetoothで接続するMIDIキーボード
Bluetoothで接続できる無線でタイプのMIDIキーボードもあります
DTMをする際にパソコンデスク周辺が配線でごちゃごちゃしてしまうのが嫌いな人、すっきりした環境で曲作りを行いたい方におすすめです。
また、Lightning変換用のアダプターを別途用意する必要がないことから、iPhoneやiPadなどで音楽制作を行う際も、スムーズに作業ができます。
MIDIキーボードの機能や性能で選ぶ
MIDIキーボードにはさまざまな機能を搭載しているモデルがあり、パットやフェーダー、リボンコントローラー、ノブなどのつまみが備わっているものも多くあります。また、ボリューム・音階・音の種類をMIDIキーボード側で変更できるモデルなどもあり、よりこだわりたい方はハイスペックで多機能なモデルの使用をおすすめします。
MIDIキーボードの弾き心地で選ぶ
弾き心地もMIDIキーボードを選ぶ際には重視したいポイントです。鍵盤の比率がしっかりと調節されていない鍵盤数が少ないMIDIキーボードを選んでしまうと、窮屈に感じ弾きにくくなります。
また、キーを引いた際に生のピアノと同様のしっかりとキーが沈み込むモデルならピアノを演奏しているのと変わらない弾き心地を楽しむことができます。
付属ソフトで選ぶ
MIDIキーボードによってはDAWが付属していたり、ソフトシンセをバンドルしているもの、またiPhoneやiPadのアプリが用意されているものなどもあります。これからDTMを始めようと考えている方などは、ソフトも必要になると思うので、この際同時に手に入れられる付属ソフト付のものを選ぶのもおすすめです。
MIDIキーボードのブランド(メーカー)で選ぶ
Roland(ローランド)
静岡県浜松市に本社を構える電子楽器メーカー、Roland(ローランド)。MIDIキーボードはもちろん、シンセや電子ピアノ、リズムマシン、電子ドラムなどの楽器製造をを手掛けています。
「ローランド・ミュージック・スクール」の運営や、専門ショップのプロデュースなど、音楽に関わる幅広い事業を展開しています。
鍵盤数の多いMIDIキーボードを揃えており、グランドピアノやアップライトピアノを演奏するのと同じ感覚で打ち込みをしたい方にチェックしてもらいたいおすすめのブランドです。
M-Audio(エムオーディオ)
DTM向けの音響機器を展開しているアメリカのメーカー、M-Audio(エムオーディオ)。
シンプルに使えるモノから機能性が高いドラムパッドつきのモノまでMIDIキーボードのバリエーションを豊富に取り揃えている。
操作性に優れてたさまざまなモデルをラインナップしており、スムーズに作業できる鍵盤数が少ないモデルが多いのも特徴です。
KORG(コルグ)
日本で初めてシンセサイザーを開発したメーカーがKORG(コルグ)です。国内外を問わずさまざまなミュージシャンに、音質がよく機能性にも優れた製品が愛されています。
スマートさを重視したユニークなデザインの小型モデル「NANOKEY2」を通常のMIDIキーボードと合わせて展開しているのが特徴。
多数の製品のなかから、自分に合ったモデルを選べる充実したラインナップがおすすめのメーカーです。
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ )
Native Instruments (NI, ネイティブ・インストゥルメンツ)は、1996年にドイツのベルリンに設立した会社で、リアルタイムで音響を合成する一連の技術を一般コンピュータ向けに解放し普及させることを目指している。
DAWやパソコン上で使用するソフトウェアシンセ、オーディオインターフェースやPCDJ、専用のコントローラーを三本柱として商品の展開している。
同社が提供するKOMPLETE KONTROLキーボードコントローラーは、クラス最高品質のセミウェイテッドキーベッドを採用し、パワフルなSmart Play機能など、各社DAWと直感的な連携が可能です。
Akai(アカイ)
伝説的なサンプラー/コントローラーとして知られるMPCシリーズを1980年代から手掛けたメーカーです。
MPCモデルは「リアルなドラムを打ち込む易く」というコンセプトをもってデザインされ、特にハウス/ヒップホップ系のプロデューサー達にその独自の操作性故に強烈なインスピレーションを与え続けてきました。それらのノウハウが凝縮され、コンパクト化されたMIDIコントローラー、キーボードなどはDTMユーザーにもおすすめの商品です。
まとめ
MIDIキーボードの強みは、鍵盤を弾く要領で音源を鳴らすことができます。直感的に作曲ができる他、作曲に伴う作業(ノートの作成)を大幅に減らすことができます。デメリットは、DAWのような作曲ソフトなどと接続して初めて音を鳴らすことができるという点です。
鍵盤数が多いMIDIキーボードは「しっかり弾きたい」方におすすめです。コンパクトなMIDIキーボードは「打ち込みをしたい」方に、シンプルなMIDIキーボードは「ライブなど頻繁に持ち運びたい」方におすすめです。MIDIといってもUSBケーブルによる接続するものが主流で。Bluetoothで接続するMIDIキーボードもある。選ぶときは、機能や性能、弾き心地、付属ソフト、ブランド(メーカー)で選ぶのがおすすめです。
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