クラブDJのプレイは著作権侵害!?ライブ配信はOK?調べてみた!
近頃では自宅からでもライブ配信ができたりと、DJにとっても表現する場所として確率してきています。
ネットで簡単に楽曲がダウンロードできたり、DJを始める敷居も低くなっている一方で、楽曲の使用による著作権の侵害をしていないかが気になって夜も眠れないという人も多いと思います。
今日はそんな著作権について、色々と調べてた内容をまとめてみました。
ちなみにライブ配信におすすめのWiFiは以下の記事で解説しています。
クラブでのDJプレイは著作権侵害!?
クラブで有名アーティストの楽曲をプレイしているDJは、著作権を侵害しているのでしょうか?
クラブでのDJによる楽曲の演奏(プレイ)の場合、イベントの主催がクラブ側であれば、クラブ側があらかじめJASRAC(著作権を管理する団体)と利用許諾契約を結び、使用料を支払っている場合が多く、DJ側がクラブの場所を借りて企画したイベントの場合は、DJ側が使用料を支払う必要があるようです。
これまで著作権法違反は親告罪(簡潔に言うと被害者にバレなきゃお咎め無し)であったため、DJプレイによる著作権法違反で逮捕されたりする可能性は極めて低かったようですが、2018のTPP11発効に伴う著作権法の改正により、著作権法違反の一部について、非親告罪化されました。これにより、今後も今までのような状況が続くとは限らなくなってきたようです。
仮に、DJプレイが非親告罪の対象となってしまうとすれば、権利処理が困難な著作隣接権侵害などを理由に、DJプレイをネット配信したりアップロードしたりしているクラブやDJの家などに捜査機関が乗り込んで来るという可能性だってゼロではないでしょう。
参考サイト:DJプレイを適法にする著作権の権利制限規定
許諾を得たくても著作権の管理を信託をされていない楽曲の扱いについてや、著作者が見つからない場合などの対応について、クラブカルチャーの中でも長くにわたってこのような著作権の侵害問題は置き去りになってきた部分もあるようですが、最近になって「利用許諾契約を結ばず無断で楽曲を使用した」として、仮処分を受けたクラブの例もあるなど、ホットなトピックとなってきており、今後も議論を深めていく必要がありそうです。
ちなみにDJ用のおすすめコントローラーは以下の記事でまとめています。
ミックス音源の配布は?
営利目的ではなくても、自分のオススメの曲を収録したCDなどを配布した場合も、著作権の侵害になるようです。
かつて、アーティストにとって楽曲をリスナーに聞いてもらうには、ライブ演奏もしくはラジオを通してか、レコードを購入してもらう以外手段がなかった頃、DJによるクラブでのプレイやミックスが配布されることで、プロモーション効果が見込めたため、黙認というかむしろDJによるミックスの配布が前提の時代もあったようです。
現在では、ネットで簡単に楽曲の試聴・購入ができることなどから、必ずしもアーティスト側へのプロモーション効果が期待できないこともあり、そもそも営利目的でなくても無断での配布は著作権の侵害でしょ、という流れのようです。
ライブ配信は?
営利目的でないツイキャスやインスタライブ、LINEライブによるライブ配信の場合も基本的に同じです。
WEB上に著作者に無断で楽曲を公開することは、著作権の侵害に該当してしまうので、使用したい場合は使用料の支払いが必要です。
個人で自宅からDJプレイを配信する場合、クラブなどによる使用料の支払いは無いと思うので、オリジナル曲でない限りJASRACに対しての手続きを自分で行う必要があります。
面倒な手続きをせず、合法的に有名アーティストの曲などをプレイしたい場合は、(使用料の支払いをしている)クラブ主催のイベントでプレイする方が無難と言えます。
ちなみにYoutubeでライブ配信する方法は以下の記事で解説しています。
著作権を侵害せず、楽曲をプレイするには
クラブでの活動にはコネクション作りなど何かと敷居が高い!著作権は侵害せず、自宅で気軽にDJプレイをライブ配信したい!
というかたには、著作権侵害の恐れがない楽曲を入手する方法がオススメです。
著作権侵害の恐れがない楽曲を入手する
以下に挙げたWEBサイトやYouTubeチャンネルなどを通じて入手した、著作権侵害の恐れがない楽曲でプレイをすることで、著作権の侵害を気にすることなくクラブはもちろん自宅からのライブ配信が可能です。
なお、DJプレイで使うための音源と、著作権を侵害しない楽曲の選び方については以下の記事でより詳しくまとめています。
ライブ配信に必要なアイテムについて知りたい方は、以下の記事が参考になるかもしれません。
ライブ配信におすすめのビデオスイッチャー、WEBカメラ、マイク、ヘッドホンについては以下の記事でまとめています。
まとめ
基本的に営利目的およびWEB上での公開DJプレイは、上記で紹介したようなサイトから著作権を侵害しない楽曲を入手して使う、もしくはオリジナルの曲を扱うのでない限り、誰かがその楽曲の使用料を支払う必要があります。
逆に言えばオリジナルの曲であれば誰にも文句を言われることなくプレイし放題です。
オリジナル曲を作ることはDTMの醍醐味の一つでもあるので、DJを中心に活動している人でもDTMでオリジナルの作曲に挑戦してみると新たな発見があるかもしれません!
というわけで、「クラブDJのプレイは著作権侵害!?ライブ配信はOK?調べてみた!」でした!
参考にしたサイト
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