【DJの始め方】初心者向け完全ガイド!スタイル別おすすめ機材紹介

【DJの始め方】初心者向け完全ガイド!スタイル別おすすめ機材紹介

今日はDJを始めるにあたってどんな手法があるのか、また必要な機材はどんなものなのか、まとめた記事を書いてみました。
DJを始めたいけど、何から始めるべきか気になって、夜も眠れないという人のお役に立てればと思います。

【初心者向け】限られた予算で始める!最低限必要なDJ機材

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DJの始め方1【スタイルを決める】

まずはDJとしてどんなことがしたいのか決めましょう。やりたいことによって必要となる機材も変わってきます。
もともとディスコやダンスホールなどでMC(会場を盛り上げる司会)を加えながらレコードプレイヤーでディスクを1枚ずつ再生していたのがDJの始まりですが、現在はDJと一口に言っても色々なスタイルがあります。
DJとしてどんなことがやりたいのか明確にし、それに必要な機材を揃えるところから始めるといいと思います。
主なDJのスタイルで思いつくものを挙げてみました。

スクラッチ系DJ

HIPHOPなどのジャンルで多く見られるスタイル。アナログレコードの回転を手で直接操作しながら演奏をし始めたのが始まりです。
スクラッチの技術を競うコンテストなどもありHIPHOPファンを中心に根強い人気のある分野ですが、スクラッチの音は独特で魅力的なことから、今ではHIPHOPに限らず多くのジャンルで取り入れられているスタイルです。
現在のDJ全般に言えることですが、今ではかさばったり管理が大変なアナログディスクを用いた表現よりも、CD-JやPCDJ(USB、パソコンのデータを操作できる機材)による表現も主流になってきています。(ただしプレイヤーによってはスクラッチできないものもあるので、選ぶ際は注意が必要です)
ではアナログは完全に廃ったのかというとそうでもなく、アナログにはアナログの良さ(独特のノイズや、ディスクのコレクション的要素など)もあるので、最近は一周回って注目を集めていたりもします。こだわりたい人はぜひ挑戦してみましょう。
また後述する、いわゆる「MIX系」プレイの合間にアクセントとして応用することで表現の幅も広がります。
モニター用にヘッドホンとスピーカーどちらかあればスクラッチ自体は出来ますが、できれば両方あったほうがクラブなどの環境に近い形で練習できると思います。

ちなみに以下はスクラッチの技術を競うコンテストDMCの様子。

スクラッチ系DJに必要な機材

  • スクラッチができるプレイヤーとミキサー(一体型のものもあり)
  • ヘッドホン
  • スピーカー(必須ではないけどあったほうがいい)

MIX系DJ

クラブ全般、ダンス系のフェスなどでよく見られるスタイルです。
もともと1枚ずつ選曲してかけていた所に、ミキサーという機材が登場することで、曲を1曲づつ止めることなく連続して次々に再生させることが可能になりました。
これにより、会場の雰囲気を盛り下げることなくスムーズに曲をつないでいくスキルが確率されます。
一般的にBPM(曲のテンポ)が近い曲同士の速度をプレイヤーで調節し、ヘッドホンを用いて、次にかける曲をモニタリング(会場のスピーカーから出力せず演者側のみに出力すること)しながら、ミキサーでイコライジングなどをしつつ曲と曲を繋いでいきます。
速度調節ができればアナログを含むあらゆるプレイヤーとミキサーで表現ができます。
最近のソフウェアでは自動でこのBPMを合わせてくれる機能などもあり、曲の速度調整をする必要もなくなりましたが、BPMを合わせて曲を繋ぐこともDJの1つのスキルだと思うので、できるようになるには越したことないと思います。
また、曲を繋ぐだけでは単調になりがちなので、同時にサンプラーやエフェクターを繋いで音を加えたり変化させる表現も多く見られます。

以下はダンス系の曲を次々に繋いでミックスしていき会場を盛り上げるDJプレイの一例です。

MIX系のDJに必要な機材

  • プレイヤーとミキサー(一体型のものもあり)
  • ヘッドホン
  • スピーカー(必須ではないけどあったほうがいい)
  • サンプラー&エフェクター(必須ではないしなくてもいい)

お家系DJ

上記のスタイルどれでもいけますが、それを自宅でやっちゃうというスタイル。
現在ではYoutubeなどを用いて、自宅でプレイしネットでストリーミングなども可能です。
その場合、ネット配信する為のパソコンと、パソコンとミキサーとを繋ぐオーディオインターフェイスが必要になります。
また、DJセットをパソコンで録音したい場合などにもオーディオインターフェイスは必要となるので、ライブ配信はしない人でも1台持っていると何かと役立ちます。

以下は自宅でDJしている例です。

お家系DJに必要な機材

  • プレイヤーとミキサー(一体型のものもあり)
  • ヘッドホン
  • スピーカー(必須ではないけどあったほうがいい)
  • オーディオインターフェイス
  • パソコン
ひとことコメントアナログじゃなきゃDJじゃないとか、BPM合わせて繋がないなんてDJじゃないという意見もありそうですが、個人的には著作権だけ気をつけてれば、あとは自分なりお客さんなり、とにかく盛り上がればいいんじゃないかなと思います。

配信におすすめのwifiについては以下の記事で紹介しています。

DJライブ配信におすすめのネット(WiFi)の選び方!初心者向け

DJの始め方2【機材を揃える】

DJとしてやりたいスタイルが決まったら機材を揃えましょう。

プレイヤー

プレイヤーは直接音源を操作する機材です。扱うメディアによってプレイヤーが異なるので、どういった音源でプレイしたいかによって決まってきます。

CD-J

CD-Jは基本的にアナログレコードとターンテーブルで行なっていたプレイをCDでも行えるようにしたものです。USBメモリを接続し音源をプレイできるタイプもあります。多くのクラブ、ステージで採用されている主流の機材です。
大きくはスクラッチが可能なタイプとスクラッチ不可のタイプに分かれ、スクラッチ可能だと比較的高価になりますが、最近では安価でもスクラッチが可能なタイプも登場していいます。ただセンサリングなどのクオリティを考えると、スクラッチにこだわる場合は安価なものより多少高価なものを選んだ方が買い替えなどのリスクは低いと思います。MIXがしたいという人でもキューイング(曲の頭出し)の操作性が増すので、選ぶ際にはスクラッチプレイができるモデルか確認しましょう。

おすすめのCD-JはPioneer CDJ-2000NXS2。Pioneerが提供する定番マシンです。

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Pioneer / CDJ-900NXS
Wi-Fi/USB接続されたスマートフォンなどの曲を用いてDJプレイが可能です。

ハイレゾ音源を含む多彩な音楽フォーマット、メディアに対応
MP3、AAC、WAV、AIFFに加え新たにFLAC、Apple Losslessにも対応。96kHz/24bitのハイレゾ音源再生を可能。
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つづいてPioneer / CDJ-850-K

パイオニアCDJシリーズの高い操作性を継承したクラブスタンダードレイアウトを採用。
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上記には手が出せないというかたにはことらがおすすめです。

USBメモリーから楽曲を再生可能なマルチプレイヤー。コンパクトなデザインながら、CDJ-2000NXSの基本レイアウトを踏襲したデザインにより、快適なDJプレイを実現。限られたスペースを最大限に活用できます。
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DJコントローラー

DJコントローラーは、ターンテーブルやミキサーなどの機材を揃えなくても、パソコンにソフトさえインストールされていればDJプレイが可能なため、DJは敷居が高いと諦めていた人でも気軽に始められるようになったことから注目を集めています。

おすすめのDJコントローラーについては以下の記事で紹介しています。

DJコントローラーおすすめ10選!初心者向けプロが選び方解説

以下は一般的なDJコントローラーの紹介ですです。

Pioneer DJ ( パイオニア ) / DDJ-SB3
直感的な操作性が魅力のDJコントローラー。ソフトウェア「Serato DJ Lite」に対応。

【パーフェクトガイドプレゼント】Pioneer DJ DDJ-SB3 DJコントローラー [Serato DJ Lite]付属 【パイオニア】

続いてNUMARK ( ヌマーク ) / MixTrack Pro 3

Serato DJ対応のDJ用コントローラー。FXコントロールができるリボン・コントローラにより個性的なDJプレイも可能。Serato DJ Introが付属するので、すぐにDJプレイを始められます。イベントやパーティに最適。
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本格派の方にはPioneer DJ ( パイオニア ) / DDJ-RZ

rekordbox dj との組み合わせにおいて、BIG JOG、PERFORMANCE PADSにより自在なDJプレイを可能とするDJコントローラー。SOUND COLOR FX や SEQUENCER を搭載しており、再生中の楽曲に対して、オリジナルのアレンジを加えることができます。
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アナログプレイヤー

アナログレコードをプレイする機材です。最近ではアナログの人気もリバイバルしています。DJ用途でのプレイヤーはターンテーブルとも呼ばれ、リスニング用のものとはレコードを回転させる駆動部分の構造が違います。また、速度調整のスライダーなどが付いています。

オススメのプレイヤーはPioneer DJ ( パイオニア ) / PLX-1000
操作性と音質にこだわった音質設計思想は、世界的に高い評価を得ています。もちろんスクラッチ可能。

続いてPLX-500-K
長年に渡りPIONEERが培った技術を生かし、ハイクラス版であるPLX-1000の設計を踏襲したターンテーブルです。
PLX-1000は価格的に手が出ないという人はこちらがオススメです。

【カートリッジケース プレゼント】 Pioneer DJ PLX-500-K TWIN SET

DJを始める人におすすめのミキサー

最近のDJコントローラーなどミキサー一体型のプレイヤーでDJプレイをする場合、ミキサーを別で用意する必要はありませんが、CD-Jやターンテーブルを使う場合は必須のアイテムです。
また、ミキサーがあるとサンプラーやエフェクターなどの拡張もしやすいので、独立して持っていると何かと役立ちます。

Pioneer DJ ( パイオニア ) / DJM-450

クラブに常設されているDJM-900NXS2の機能・操作性を受け継いだホーム向けの2chDJミキサー。頑丈なクロスフェーダーとSOUND COLOR FX、BEAT FXを搭載。自宅でもクラブと同じ感覚でDJプレイを行う事が可能です。
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Pioneer DJ パイオニア DJM-450 (DJM450) – PERFOMANCE DJ MIXER【送料無料】【5月中旬入荷予定 ご予約受付中】

BEHRINGER ( ベリンガー ) / DJX750 PRO MIXER DJミキサー

エフェクター搭載の5チャンネルDJミキサー。定番の使いやすいデザイン、ターンテーブルも3台接続可能で様々なDJプレイに対応。オートBPMカウンターで、スムーズなミックスプレイに大いに役立ちます!
BEHRINGER DJX750 PRO MIXER DJミキサー

DJを始める人におすすめのヘッドホン

モニター用に高音質のものがあるといいでしょう。DTMによる作曲などにも応用できます。
おすすめのヘッドホンは以下です。
性能も値段もピンキリなので、一旦は予算に合わせて決めるのも良いと思います。

2023年最新DTM用おすすめモニターヘッドホン比較まとめ12選

DJを始める人におすすめの機材「スピーカー」

スピーカーと言っても、屋外で使えるポータブルなものから音響プロ仕様の本格的なものまでたくさんあって迷ってしまいますよね。また、DJプレイなどを前提とした場合、通常の音楽観賞用のスピーカーではなく、モニター用のフラットなスピーカーが必要になります。

【2022年最新版】DTM用モニタースピーカーおすすめまとめ

DJを始める人におすすめの機材「オーディオインターフェイス」

こちらもDJプレイに必須のアイテムではないですが、ライブ配信やパソコンでプレイを録音したいときに活躍します。

DTM用おすすめオーディオインターフェイス10選まとめ!

まとめ

まずはやりたいスタイルを決めて、機材を準備してしまえばすぐにでも始められます。
DJを始める際のポイントは、

  • スタイルを決める
  • スタイルにあった機材を揃える
  • やると決めたらすぐにでもやり始める

といったところでしょうか。
ちなみに機材に関してはDJ関連アイテムを取り扱う通販で業界大手のサウンドハウスが比較的お値打ちです。アマゾン、楽天などもチェックしてみて、最後にサウンドハウスを確認するといいと思います。
一見敷居がたかそうに見えるDJですが、機材さえ揃えば意外と簡単に始めることができます。
熱が冷めないうちに始めて、ライバルが真似できないような、クオリティの高いプレイを習得しちゃいましょう!

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